2025年10月のバンコクへの旅。成田空港からエアアジアでドンムアン空港にやって来ました。そこからバンコク中心部への移動はタイ国鉄を使うことにしました。この車両です。
ディーゼル機関車が牽引する客車列車です。客車自体はだいぶ年季が入っているものでした。
この車両の一番の特徴は乗降のためのドアが走行中であっても全開放な点だと思います。
日本でもその昔にはこのような車両もあったそうですが、タイでは今でも現役です。最後尾の車両だと他の車両と連結する部分も開放されています。
なので、万が一にも転落事故が起こらないように十分に注意してください。
車内の様子がこちら。
ボックスシートがずらりと並んでいます。非冷房で、天井では扇風機がまわっていました。走行中は開いた窓からの風が心地良いですが、雨が降ってくると閉められてしまうので蒸し暑くなります。
ここではドンムアン駅からフアランポーン駅まで乗車しました。その際の乗車券がこちらです。
3等座席車（扇風機）で座席指定なしと記載されています。そして運賃は左下にある数字の5バーツ。訪問時のレートで約23円でした。50分近くの乗車で20円ちょっとです。タイ国鉄の運賃は日本の基準では考えられない安さでした。
ドンムアン空港からバンコク中心部への移動手段は次のようなものがあります。
・タクシー
・Grab
・バス
・SRTダークレッドライン
これらと比較してもタイ国鉄は激安です。鉄道好きでなければあえて利用はしないでしょうが、日本では味わうことのできない鉄道旅を楽しめると思います。興味がある方はぜひ乗ってみてください。
